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ブログには書けない話

客の来ない喫茶店をやりたい

もっと得意なことで助け合おうよ、苦手なんか克服してないで

システムのテスト作業というのが、死ぬほど、そう文字通り死ぬほど苦手だ。

エクセルのマス目にテストする内容を書き、その右側にそのテスト方法を書く。書き終わったら、左下のマス目に移動してテストする内容を書く。書いたら、その右側にテスト方法。それを書いたら...

不毛だ。創造性のかけらもない。これが自分が組んだプログラムだったらまだいい。それは自分の子供みたいなもんだから。問題は、テストするプログラムの大半、90%以上が設計もコーディングもしていない、いわば「そのへんで遊んでた子供」であることだ。

性格も知らない。好きな食べものもわからない。どんな遊びをして、どんな友達がいるのかも僕はわからない。すると、その親が「ここにその子のことが書いてあるから」と言って資料を渡してくる。それはもちろんエクセルで書かれている。テストを書くというクソみたいな作業をする全段階として、そのプログラム・システムの使用を確認するという煩雑な作業が待っている。「いやいや、そのシステムのことわかってる人間がテスト作れよ。二度手間だろ」こう考えてもみるけど、言ったところでどうもならない。答えは簡単。テストなんて誰もやりたがらない。システム屋なら誰もが、テストの存在から目をそむけていたい。自分が作ってないものならなおのこと。

このとおり、僕はこういうテスト作業が苦手なのだけれど、同僚にはそういう作業が全く苦にならない人間がいる。すごい。僕には絶対に無理だ。エクセル自体に恨みがないにも関わらず、それがテストに関係するものの場合、ディスプレイにヘッドバットもとい頭突きをしてしまいそうになる。でも、そうならない人間が同僚にいる。僕は彼・彼女みたいにはなれない。

ただ、そういう同僚にもパワポが苦手とか、コード書くのが苦手とか、不得意な分野はかならずある。交換しよう。俺、パワポ作るから。なんなら、数十枚だろうと作ってみせる。ユーモアだって入れてやる。楽しいから。創造的だから。僕のこの「作られたものを確認するためだけのマス目埋め」作業と交換しよう。

でも、そうはいかない。不思議。お互いに苦手なことがあって、得意なことがあって、保管し合えば双方がフルパワーを出せるのに、そういうのは行われない。得意を伸ばすよりも苦手の克服に時間をかける。無駄だ。あまりにも無駄。こういうのを是とする人間はきっと、タケシに対してヒトカゲで挑戦し続けることを良しとするに違いない。ヒトカゲリザードンになって、タケシに勝つ頃には友達はシルフカンパニーを救っている頃だというのに。本当に時間のムダでしか無い。

早く、こういう「苦手をなくすことが正義」みたいな風潮がなくなって、各々が自分の良さを活かせる世の中になってほしい。いや、最近そういうの就活でも言う企業あるけど、たいていポーズだけだから。僕も「尖ってる人材を求めてる」なんて言葉につられて入社したものの、その切っ先は日々削り取られてる。そろそろ何にも刺さらなくなってる。ただ持ちやすくなった「役にたたない何か」になりつつある。

早く、お互いの得意を活かす世の中にしよう。相乗効果で良くなろう。景気を良くしよう。Make JAPAN Great Again。強い日本を取り戻そう。